評価:2/5(まあまあ)
2、3年前、ちょっと疲れているときに、「女子校におけるドロドロ」をどこまでも読みたくて買ってみた本。つい最近読む気になって、三日ほど読了。
…うーん、期待した女子校ドロドロがあんまりないのが悲しかった。
私が思う女子校ドロドロは、やってる側はそれほど悪意がなく、一つ一つをみてもそこまでの悪意を感じさせないんだけど、継続して行われるとなんともいえない感じになる、というそんなもの。小説でするとサイコホラーか何かになる。たぶん。
女子校にワクワクし過ぎたせいか、東電OL事件と女子校部分があまり繋がってない印象を受けた。ラストはいつもながら桐野夏生っぽい。事件の解釈としては嫌いではないんだけど、インプレメントが私好みではなかった感じ。
評価:2/5(まあまあ)
タネや筋書きやテーマよりはむしろ筆者の言葉の選び方や人物設定、ものの捉え方などが興味深かった本です。
私の期待が大き過ぎたのか、正直、ミステリとしては「ありがちでライトノベルっぽい」という印象しか受けませんでした。ただ、筆者が現役の医師であることを考えれば、デビューから短い期間でこれだけのクオリティのものを出せるだけでも凄いと思います。
筆の早さのためか、「え?この人物の設定はあまりに無理があるのでは?」と思う箇所が多く、それが「あ、でも、お医者さんはこれが不思議でない世界に住んでるのかな」と思えて、とても興味深かったです。もちろん、私の感覚がおかしいのかもしれませんし、このかただけがそういう感覚なのかもしれないです。
例えば、迦陵頻伽は私には何のことやらサッパリ分からなくて辞書を引いたし、ナイチンゲール(人名の方でなく、鳥の名前。ホトトギスのこと)が「鳴いて血を吐くホトトギス」なのは見事に忘れててググったし、「フラクタルな事象を空間に閉じ込めるため」という言葉を医師が普通の看護婦に向かって言う状況は想像できないし、酒を飲んでばかりの無職の父を持つ父子家庭の少年が何故に入院中の病室でトランク二つもの本の山を築けるのかは謎で仕方がなかったです。
最初の本を読んだときにはそれほど気にならなかったのは、最初の本は登場人物のほとんどが凄い肩書き持ちのお医者さんって設定なうえに、時間をかけて書けたからかなー、と思いました。
ところで、あんまり関係ないですが、「白髭皇帝の殿前軍」や「将軍(ジェネラル)の近衛兵」などの二つ名は、私にはちょっと辛かったです…。
評価:2/5(まあまあ)
私が読む時期を間違えただけのような気もしますが、「江古田ちゃんを描いてる人の表紙だ!わーい。楽しい読み物!」と思って手に取ったにしては、言葉もテーマも筆者の精神状態も難しかったです。解説もまたこれが難しいです。
それでも、すぐに読んじゃえて筆者の文書力はすごいなぁと思いました。ただ、こっちも眉間に皺をいれまくって読んでいたようです。
著者自ら「プチ鬱かも」というようなことを書いているだけあって、浪費の裏にある心情について、唾棄しながらの吐露が多いです。相手を唾棄し攻めるように思える言動は、たぶん、著者が一番したい自己批判による自傷または自責衝動の回避で、著者にとって一番唾棄すべきは自分なんだろうなあ、と思ってしまいました。私はそれを受け止めきれなくって、実はあんまり読んだ記憶がありません。もっと元気になったら、また読むかも、です。
記憶にある中では、「脳が遺伝子情報を活用する」という箇所はおもしろかったのです。
ただ、著者は言葉に言霊が宿りそれがロゴスである、と捉えてるようですが、むしろ、パトスが重要なんじゃないかと思いました。いや、もちろん、陰陽論みたいにどっちかだけじゃいけないと思うので、「現在においてロゴスが重要であると考えられているのに比べパトスが」と思うだけで、「言霊ってどっちも入ってるんじゃなくて?」と言われれば、そんな気もするので重箱な気もします。
評価:2/5(まあまあ)
「百万ドルを取り返せ!」などのベストセラーの筆者であり、英国の最年少で下院入りをし、ロードでもある筆者が獄中で出会った話に手を加えた短編集。本屋で見かけて買ってすぐに読みました。
よくまとまっている作品ばかりなのですが、私が犯罪小説を読み過ぎているからか、「ああ、あるある!」と思う話だったり、オチが私はイマイチ違和感を感じる勧善懲悪さ(これがイギリスっぽさ?)だったりして、そこまで入り込めないのが寂しかったです。
この「そこまで入り込めない感じ」は「百万ドルを取り返せ!」でも少し感じたのですが、あれはラブと女性と長編のため、この本ほどは感じませんでした。同じ筆者の「ケインとアベル」は、逆に爽快さがなくてのめり込めなかった記憶があるので、今読めば違うのかなー、と思いました。
そして、解説にあった現在執筆中の「現代版『モンテ・クリスト伯』」が気になりました。
評価:2/5(まあまあ)
DSを買ったら買うと決めていたので、DSとほぼ同時に購入。2、3回プレイしてしまい込んでしまいました…。
私は、もともと般若心経が、というよりはお経が好きで、小さい頃祖父と一緒に仏壇の前でお経を唱えていたりしたようです。今でも「写経をしたい」と思っていたりするのですが、どうも写経は面倒です。由緒正しき東大寺で購入した般若心経読み上げ用の冊子などもあって、寝る前に読んだりしようと思っていたのですが、夫に「気味が悪いからやめてくれ。仏さんになった気分になる」と言われて断念していました。
そんなときにこのソフト。読み上げてもくれるし書く練習も出来るなんて素晴らしい!さすが私の心を分かってる、と思ったのですが、うーんうーん。期待し過ぎました。
どうも作りが中途半端で、読み上げモードは使い勝手はイマイチよくありません。CD流して一緒に唱えていればいいように思うのは私が読経の心得がないからでしょうか。
書き込みモードはそれよりは使い勝手がよく少し楽しいのですが、筆圧がないのが致命的で「これなら本を買うよなー」と思ってしまいました。
「ガストン・ルルーの恐怖夜話 」
飯島 宏, ガストン・ルルー
評価:2/5(まあまあ)
あっという間に読了。