「臓器農場」帚木蓬生

評価:3/5(普通におもしろい)
本書に代理ミュンヒハウゼン症候群の母親が出て来る、ということで読みたくなって買ってみました。著者にしては読みやすい作りで、重いテーマをリーダビリティを確保して読ませるすべはさすが!と思いました。
軽く読んでしまえる話でもあるのですが、いろいろと考えると袋小路に入りそうな問題が多く含まれているなぁと思いました。

評価:3/5(普通におもしろい)
本書に代理ミュンヒハウゼン症候群の母親が出て来る、ということで読みたくなって買ってみました。著者にしては読みやすい作りで、重いテーマをリーダビリティを確保して読ませるすべはさすが!と思いました。
軽く読んでしまえる話でもあるのですが、いろいろと考えると袋小路に入りそうな問題が多く含まれているなぁと思いました。
評価:3/5(普通におもしろい)
本屋で「映画化」ということで積んであったのと、日航機の事件には前々から興味があったので購入。横山秀夫は「うまいなぁ」と思うものの、私には難解な漢字に惑わされて、作者の描いてるイメージがつかめなかったのだが、「これだけ薄ければ、なんとか!」と思ってトライ。
…敗北しました。
ワクワクして読み進んだんだけど、そのわりにはこう要点というか、作者のイメージするものがつかめない。何でその描写からその描写に行くのかわからないことが多かったので、たぶん、行間の、省略されているところが私には分からないんだろうなぁ、と思う。
日航機墜落の知識が着いたので初期の目的は完遂したと思うんだけど、読み終わって、「そういう話がしたいなら、ここまで大きな題材を扱わなくていいじゃ??」と思ってしまった…。いや、きっと、大きくても小さくても大事なことは大事って、そういう話だと思うんですが、なんかこう胸がモヤモヤモヤモヤ。
何のために山の昇るか、ということも、私には深遠な意味がわからなかった…。あと10年くらいしたらわかるのか、いや組織でこういう「部下を抱えて政治政治」ってやったことのない私には心底の感触は掴めないのか、だとしたら,,周りの人には迷惑な話だが「本を読む為にその体験をしたい」と思った。
評価:2/5(まあまあ)
タネや筋書きやテーマよりはむしろ筆者の言葉の選び方や人物設定、ものの捉え方などが興味深かった本です。
私の期待が大き過ぎたのか、正直、ミステリとしては「ありがちでライトノベルっぽい」という印象しか受けませんでした。ただ、筆者が現役の医師であることを考えれば、デビューから短い期間でこれだけのクオリティのものを出せるだけでも凄いと思います。
筆の早さのためか、「え?この人物の設定はあまりに無理があるのでは?」と思う箇所が多く、それが「あ、でも、お医者さんはこれが不思議でない世界に住んでるのかな」と思えて、とても興味深かったです。もちろん、私の感覚がおかしいのかもしれませんし、このかただけがそういう感覚なのかもしれないです。
例えば、迦陵頻伽は私には何のことやらサッパリ分からなくて辞書を引いたし、ナイチンゲール(人名の方でなく、鳥の名前。ホトトギスのこと)が「鳴いて血を吐くホトトギス」なのは見事に忘れててググったし、「フラクタルな事象を空間に閉じ込めるため」という言葉を医師が普通の看護婦に向かって言う状況は想像できないし、酒を飲んでばかりの無職の父を持つ父子家庭の少年が何故に入院中の病室でトランク二つもの本の山を築けるのかは謎で仕方がなかったです。
最初の本を読んだときにはそれほど気にならなかったのは、最初の本は登場人物のほとんどが凄い肩書き持ちのお医者さんって設定なうえに、時間をかけて書けたからかなー、と思いました。
ところで、あんまり関係ないですが、「白髭皇帝の殿前軍」や「将軍(ジェネラル)の近衛兵」などの二つ名は、私にはちょっと辛かったです…。
評価:4/5(オススメ!)
あまりに近所の贔屓の本屋に長い間、積んだ上に「買え!」とばかりに帯とポップがあるので、耐えきれなくなり購入。シンガポールに持って行ったものの読む気力がなく、帰って来て2、3日かけて読了。
いい男風味の登場人物がいっぱいだったり、とにかく鬱っぽく、小難しく考える登場人物がいたりして、どことなくエヴァンゲリオンを彷彿とさせられました。エヴァが好きな人なら好みの本なんじゃないかな、と思います。逆にエヴァンゲリオンがダメな人は、覚悟をもって手を出されるのが良いかと思います。
私は、何故か、主人公のオヤジがゲンドウ、対峙する少年が渚カヲルでずっと脳内再生されていました。別に、そこまでキャラが似てるわけじゃないと思うだけに不思議です。
実は、ずっと「カヲル君に似てる訳じゃないのに、どうして私の脳内ではカヲル君の外見でしか再生されないのか。そして、主人公はゲンドウになるのか」だけ考えながら読んでいたので、それ以外の記憶はあんまりありません。でも、読んでいて楽しかったです。
また、途中で幻冬舎文庫だと知って、「え?これが幻冬舎文庫なんだ?」と少しびっくりしました。私の中で幻冬舎文庫は、こういうイイハナシめいたミステリじゃなくて、もっと、アクションやバイオレンスなんかの分かりやすさを重視したミステリを出すイメージでした。
評価:3/5(普通におもしろい)
乱歩賞受賞に惹かれて購入しました。眉間に皺を寄せつつ、三日ほどで読了です。
重すぎるテーマなのですが、途中でやめるキッカケが見つかりませんでした。「あれは結局なんなの?」と思って読み進めると、最後にはジェットコースターに乗っているという、そんな本です。
テーマが重く、そのうえ、そのテーマが謎解きに密接に絡みまくってるとあって、まだまだ咀嚼できません。最後のほうの謎解きはそこまで絡める必然があったのか、ちょっと考えるだけだとそこまで絡みまくるからこそ意味があるように思えるんだけどそうなのか、そしてそれは文中から読み取れたのか、そういうところを考えながら読み直したいなあ、と思うのですが、読み直しに二の足を踏んでます。
うーん、重い。
重いテーマに耐えられるときに読まれることをオススメします。私はちょっと読む時期を間違えた気がします。
評価:2/5(まあまあ)
「百万ドルを取り返せ!」などのベストセラーの筆者であり、英国の最年少で下院入りをし、ロードでもある筆者が獄中で出会った話に手を加えた短編集。本屋で見かけて買ってすぐに読みました。
よくまとまっている作品ばかりなのですが、私が犯罪小説を読み過ぎているからか、「ああ、あるある!」と思う話だったり、オチが私はイマイチ違和感を感じる勧善懲悪さ(これがイギリスっぽさ?)だったりして、そこまで入り込めないのが寂しかったです。
この「そこまで入り込めない感じ」は「百万ドルを取り返せ!」でも少し感じたのですが、あれはラブと女性と長編のため、この本ほどは感じませんでした。同じ筆者の「ケインとアベル」は、逆に爽快さがなくてのめり込めなかった記憶があるので、今読めば違うのかなー、と思いました。
そして、解説にあった現在執筆中の「現代版『モンテ・クリスト伯』」が気になりました。
評価:3/5(普通におもしろい)
随分前に、井上夢人ブームだったときに買っていた作品。分厚いし、ミステリのような違うような作品だって聞くし、と躊躇していましたが、「脳男」「クリムゾンの迷宮」のコンボの次にはこれだろ、というわけで手に取りました。すぐに読んでしまいました。
評価:3/5(普通におもしろい)
同じ怪談焼き直しの「嗤う伊右衛門」(→法務だけど理系女子の綴るblog:「嗤う伊右衛門」京極夏彦)が非常におもしろかったのと、なんだか文学的な賞を取ってるらしいので、期待に胸を高めて購入。
その後、しばらく持ち運んだりしつつ、まったく読まない一ヶ月。読み始めても遅く、一週間ぐらいかけてのんびり読書。
「ガストン・ルルーの恐怖夜話 」
飯島 宏, ガストン・ルルー
評価:2/5(まあまあ)
あっという間に読了。