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2008年07月 アーカイブ

2008年07月16日

「クリムゾンの迷宮」貴志祐介

評価:4/5(オススメ!)
随分前に作家買いで買っていた中で、一つ残っていたもの。「脳男」とほんの少しだけ似ていたので、「脳男」を気に読む気になって読んでみました。

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「ダレカガナカニイル…」井上夢人



評価:3/5(普通におもしろい)
随分前に、井上夢人ブームだったときに買っていた作品。分厚いし、ミステリのような違うような作品だって聞くし、と躊躇していましたが、「脳男」「クリムゾンの迷宮」のコンボの次にはこれだろ、というわけで手に取りました。すぐに読んでしまいました。

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「運命の色」「色の暗号」泉智子

 


評価:3/5(普通におもしろい)

カラセラピーが流行しているようなので読んでみることにしました。なんだかだらだらしてしまって、二ヶ月くらい経ってから読みました。読むのもだらだら一ヶ月くらいかかってしまった気がします。

占い本としては普通におもしろいです。明日から色に気をつけようという気になるので、おしゃれやインテリアコーディネイトにマンネリや行き詰まりを感じてるときに読むと良いです。私はなんだかさっそく服を買ってしまいました。アホです。

ただ、私が読み飛ばしているだけかもしれないのですが、「色彩のとらえかたは文化によっても違うし、人によっても違います」と書いているわりには、そのことがどうカラーセラピー理論に意味があるのか、きちんとした記載がないように読めて、頭が???でいっぱいになりそうになりました。

色の意味も赤やピンクなどは西洋東洋共通なことが多そうに思うのですが、元はイギリスなんでしょ?イギリスと日本の黒の理解は違うんじゃ?いや、今の日本は色の認識も西洋化してるってこと?それとも、この本の記載はイギリスのものままじゃなくて、筆者が日本で集めた例をもとに執筆してるから現在の日本なら当てはまることが多いって理解でいいのかしら?あんまりそうは読めないんだけど、うーん、などなど。

筆者がカラーコーディネートだけに限界を感じて、オーマソーラーにはまったという経歴はおもしろかったです。結局は、色を大事にして気を配りましょう、ということかな、と思いました。

2008年07月17日

「プリズン・ストーリーズ」ジェフリー・アーチャー



評価:2/5(まあまあ)

「百万ドルを取り返せ!」などのベストセラーの筆者であり、英国の最年少で下院入りをし、ロードでもある筆者が獄中で出会った話に手を加えた短編集。本屋で見かけて買ってすぐに読みました。

よくまとまっている作品ばかりなのですが、私が犯罪小説を読み過ぎているからか、「ああ、あるある!」と思う話だったり、オチが私はイマイチ違和感を感じる勧善懲悪さ(これがイギリスっぽさ?)だったりして、そこまで入り込めないのが寂しかったです。

この「そこまで入り込めない感じ」は「百万ドルを取り返せ!」でも少し感じたのですが、あれはラブと女性と長編のため、この本ほどは感じませんでした。同じ筆者の「ケインとアベル」は、逆に爽快さがなくてのめり込めなかった記憶があるので、今読めば違うのかなー、と思いました。

そして、解説にあった現在執筆中の「現代版『モンテ・クリスト伯』」が気になりました。

「仄暗い水の底から」鈴木光司



評価:3/5(普通におもしろい)
「夏の厄災」を読んで都市の配管設備に興味があったのと、例の湾岸の事件で本書の名前がたびたび挙がっていたので、興味を惹かれて買いました。長編かと思っていたので短編集なのにびっくり。二日くらいで読みました。

鈴木光司は「リング」「らせん」「ループ」を読んだくらいですが、上手だなー、と思いました。短編集でこれだけ趣向の違う、出来の良い作品を揃えられるのはさすが!と思います。どの作品も興味深いし、考えさせられますが、「穴ぐら」と「海に沈む森」が好みです。

水と東京をモチーフにした作品集とのことで、なんだか「東亰異聞 」小野不由美を読みたくなりました。

「悪女の人生相談」鹿島茂



評価:3/5(普通におもしろい)
題名に「悪女」とあってこの表紙で、回答者が仏文学者の男性という点に惹かれて買ってしまいました。林真理子氏絶賛だそうです。

講談社エッセイ賞をとった筆者による人生相談だけあって、軽妙で読みやすいです。しかも、「仏文学者の男性」だからか、女性を持ち上げながら、男女の機微をざくざくと遠慮なく記しているのは見事です。

(前略)なぜなら、オタクとの結婚生活にはそれを補ってあまりあるメリットがあるからです。最大のものは、オタクは浮気をしないということです。これは思っているよりもはるかに大きなメリットです。女あしらいのうまい男は、かならず浮気します。「女を愛する男はほかの女も愛する」というのは否定しがたい事実なのです。(後略)

本当かどうかはさておき、この遠慮のない断言がおもしろいです。各々に文学作品からの引用や、何故か出現する数式、日本の男性ポルノ(?)事情の解説などが織り交ぜられています。